育ちがいい人、というのはどんな人だろう。
この本を読んでいる最中から、ずっとそんなことを考えています。
- 由緒ある実家の人?
- 親がお金持ちの人?
この本が話題になっていると知った時は、いわゆる「育ちがいい人」が身につけているマナーを習得することで、育ちがいい人ではない自分を育ちがいい人と思わせられるよ、というテクニック本のように感じました。
"育ちがいい"って言葉、他人のおかげで今の自分がいるみたいなイメージなんですよね。
自分が良い人になった、という意味よりは、親(家庭環境)の結果良く育った、みたいな。
生まれた家柄も両親も家庭環境も、子供は選べないじゃないですか。
一方、「しっかりした人」とか「できる人」とか「礼儀正しい人」とか言われると、その人の努力とか気配りが評価されている、良い印象。
・・・なんて、少し屁理屈のような話になってしまったけれど、社会人として身につけているべきマナーとかが大事なのは間違いありません。
私としては「育ちがいい人だね」と思って欲しいとは正直思わないのですが、マナー・常識を学びたいと思い読んでみました。
ですがこの『「育ちのいい人」だけが知っていること』を改めて読んでみると、自分に足りないポイントにいくつも気付きます・・・
10年以上社会人をやっていますが、まだまだです。
見た目への気遣い
姿勢や歩き方は、あまり良くないことを10年以上自覚していますが、なかなか改善できず今に至ります。
みなさん、どうやってるのかな。。
「ちゃんとしないと!」と思って意識して色々と取り組むんですが、半月も過ぎる頃には今までどおり・・・
そして、スキンケアやヘアケア。
これも、思い立って色々試したところで一朝一夕でどうにかなるものでもなく、根気よく続けることと、自分の肌質/髪質に合った正しい方法でやることが大事なんだけど、言うは易し行うは難し・・・
だからこそ、お肌や髪がキレイな人を見ると、一目置きますよね。
話し方への気配り
本書で特に印象に残ったのが「すみませんではなく、ありがとうと言いましょう」というメッセージ。
特に妊娠している時に、電車やバスで席を譲ってもらうことが多かったのですが、とっさに「すみません」と言ってしまう癖があって・・・
譲った方も、相手からストレートに「ありがとう」と言われたほうが気持ちがいいですよね。
逆に親切にする側に自分がなってみると、なおさら痛感します。
暮らし方
暮らしそのものって、他人には見えないから「そんなところまで気を使う必要ってあるのかな?」とも思いました。
でもやはりどういう暮らしをしているのかって、会話の節々から相手にもわかってしまうもの。暮らしをしっかり充実させる余裕がないと、仕事やプラベーとで他人に会う時にもその余裕のなさが見た目や態度に出てしまうのだと思います。
暮らしの中でも特に、季節の行事や旬の食材を楽しむことが気になっています。
娘の教育という観点からも、季節を意識した暮らしを大事にしていきたい。