「ダイエットしてるのに、全然体重減らない・・・」
「朝から疲れ知らずで最高のパフォーマンスを発揮したい!」
最近の私のそんな悩みのヒントになるかもと思い読んでみたんが、この『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』。
先日読んだ『シリコンバレー式超ライフハック』と同じ著者なのですが、前回読んだ本で、
食事を徹底的に見直し、ポケットマネーで30万ドルを費やし試行錯誤した上でたどり着いた最強の食事法
として、完全無欠コーヒーなどが紹介されていました。
その結果として、体重が50kg近く落ち、仕事のパフォーマンスも格段に上がったと書かれていたため、「私自身の食生活の参考にしたい!」と強く思い、続けて読んでみることにしたんです。
本の冒頭で、著者は橋本病という記載を見つけてびっくり。
実は私も、何年か前に橋本病*1という診断を受けていたんです。
同じ病気を診断されたことがわかり、そこで一層、この本に書かれていることへの興味が増しました。
とても参考になる情報が多かったのですが、中でも私が印象に残ったポイントを紹介します。
- 良質な脂肪を積極的に摂る
- 野菜はいくら食べても食べすぎるということはない
- 炭水化物はほどほどに摂る
- カロリー制限は、ダイエットにはあまり意味がない
- コーヒーを飲もう
- この本を読んだ後のアクションリスト
良質な脂肪を積極的に摂る
"低脂肪"と書いてあるだけでなんとなくヘルシーな響きですが、本来脂肪は健康に欠かせないもので、良質な脂肪はむしろ積極的に摂ったほうが良い。
では"良質な脂肪"とは何か。
- 脂肪の分子が短いほど、起床で抗炎症性がある。(→バターに見られる酪酸、ココナッツオイルが一例)
- 安定し、酸化・サビ化しにくい脂肪。(→飽和脂肪酸、オメガ3・オメガ6といった一価不酸化脂肪酸)
これを踏まえると、積極的に摂るべき油とは具体的にココナッツオイル、MCTオイル、オリーブオイルであり、逆に避けるべき油は具体的にはキャノーラ油、コーン油、大豆油などである。
野菜はいくら食べても食べすぎるということはない
ただし果物は果糖が多いため、野菜とは違い摂取量に気をつけること。
果物を食べるのにおすすめなのは夜。
炭水化物はほどほどに摂る
炭水化物抜きダイエットが流行ったこともありますが、炭水化物を抜くことは健康やダイエットのためにならない。
- ドライアイ
- 睡眠の質の低下
- 甲状腺機能の低下
といったデメリットがある。
ただし、食べ過ぎを改めて適正量に抑えることはダイエットにも一定の効果がある。
炭水化物を摂るベストなタイミングは夜(夕飯)。朝食に炭水化物を食べてしまうと、体が「もっと食べ物が欲しい」という状態になり、食後間も無く空腹感に襲われてしまう。
カロリー制限は、ダイエットにはあまり意味がない
何を食べるかが重要で、正しく食事をすれば高カロリーであっても太ることはなく健康的でいられる。
カロリー制限で一時的に痩せても、健康的で痩せた体をキープすることが難しいことが研究で判明している。カロリー不足は体のストレス要因にもなり、脳のパフォーマンス低下にも繋がる。
今日何キロカロリー摂取したか、ではなく、今日何を食べたのかが重要、という箇所は、本書の中でも特に印象的で、自分の食生活を反省するきっかけになりました。
コーヒーを飲もう
コーヒーって、なんとなく不健康なイメージがありました。
ですが、本書で一番の健康食品としておすすめされていたのがコーヒー。
その理由がこちら。
- カフェイン・・・エネルギーを高め、脳の炎症を防ぐ。つまり認知機能の衰えを軽減し、アルツハイマー病の発症リスクを低下させる。
- ポリフェノール・・・腸内細菌(善玉細菌)を増殖させる。コーヒーは、特にポリフェノールが豊富な食事。
理想的な朝食として紹介されていたのが完全無欠コーヒー。女性の場合は、完全無欠コーヒーにタンパク質をプラスしましょう。
女性の場合、断食(ファスティング)によるホルモンへの影響をより強く受けやすいため、ファスティングを行う場合は慎重に。朝食に完全無欠コーヒーだけを推奨する本書のやり方であれば、体に必要な良質な脂肪やエネルギーを摂取できるので、ファスティングによるホルモンへの悪影響は出にくい、とのこと。
※ちまたで推奨されている16時間(14時間)ダイエットなども、女性の場合は逆効果だと注意喚起されていて、12時間くらいでも十分効果があると言われている。
完全無欠コーヒーのレシピはこちら。
初日はだいぶ油分に胸焼けして飲み切れませんでしたが、2日目以降は慣れて美味しくいただいています。パンや白米といった炭水化物を食べずとも、昼休憩まで空腹を感じることはありません。
材料さえ用意すれば作るのも簡単!
この本を読んだ後のアクションリスト
- 完全無欠コーヒーを毎朝飲む。コーヒーを積極的に飲む(ただし飲み過ぎ注意)
- 睡眠アプリを利用して、自分の睡眠を把握する
- とにかく野菜をたくさん摂る。常に野菜の摂取に意識を向ける。
*1:甲状腺ホルモンが低下する病気とのこと。