資産形成の手法がメインと思いきや、自分自身や人生への投資というもっと広い観点からの一冊で、今の自分の生活やライフスタイルを見直すきっかけになりました。
この本でいう「投資」とは、
- 資産を伸ばすための投資(金融資産)
- (お金を稼げるようになるための)自分自身への投資(頭脳資産)
- 人生そのものを豊かにするための投資(経験資産)
の具体的な手法や、それに関連する著者の経験が書かれていました。
頭脳資産(知識)の取得方法
新しいことを始めようとしたり、学ぼうとしようとするとき
- スクールに通うのではなく、無料や低価格でいくらでも情報収集は可能。その方がお金も時間もかけずに必要な情報にピンポイントでアクセスできる。
- 座学で学ぶことより、実践で試行錯誤する経験値の方が貴重。
特に副業に関しては、有料の教材やサロンも多くそれ自体が無駄というわけではもちろんないですが、お金をかけずとも学べる方法はいくらでもある、ということ。
インターネットやSNSで少し検索しても、有料並に質の良い情報や体験談などいくつも見つけられることができます。
金融資産の伸ばし方
節約して浮いたお金を投資に回す
シンプルだけど再現性が高い、この一点に尽きます。
- 浪費を削って、投資に回す。
- 必要な生活費を無理に切り詰めなくても、細かい無駄なものをいくつか見直すだけで、月1〜3万円を節約し、その分投資に回すことで今より資産形成を加速することが可能。
この5年ほど、投資に関する本をたくさん読んできましたし自分自身も投資している経験から、節約からの投資額を増やすというのが一番だと思います。
レバレッジをかけたり、極端な節約をしたりする必要はないです。
特にレバレッジは大きなリスクを伴います。
先日読んだ『一流投資家が人生で一番大切にしていること』で紹介されている世界的に名高い投資家もみな、投資のために借金をしたりすることはほとんどなく、また「そんなことは必要ない」と口をそろえていました。
creating-yourself.hatenablog.jp
人生そのものを豊かにする
人生を過ごすためのお金と自分自身を高める知識を手に入れても、それをどう活かしながら生きていくのかという部分が疎かになると、満足な人生は送れません。
インプットして満足しない、結果につなげて初めてインプットの意味がある
- インプット1に対して、アウトプットは100。とにかくアウトプットが大事。インプットしても、行動につながらなければ何もインプットしていないに等しい。
- 失敗は悪いことではなく、むしろ果敢に挑戦した結果である。早くチャレンジして失敗でも成功でも経験を積み重ねたほうがいい。
時間は誰にとっても平等、だからこそ大切に
- 限られた時間を有効に使う。朝のスタートダッシュを早める。
- ただしこれは漫然と朝活をすることではない。生産性の高いアウトプット・インプットをどれだけできるか。
- 生産性・効率性の低い作業(SNS、動画チェックなど)は、脳のパフォーマンスが落ちてきた頃(夕方以降)に行う。当然ながら、ダラダラSNSチェックをするのはNG。
以前、「日々5分の習慣はあなどれない。コツコツ積み重ねることで1年後にとんでもない成果になる」ということを本で読みました。
つまり逆を言うと、毎日の5分の無駄な時間も、1年など長期的なスパンで見ると途方もないロスになりうるということ。
たまにダラダラ過ごすことも欠かせませんが、基本的には時間管理の意識をしっかり持って過ごしたいです。
自分のことを理解しないのは、砂漠で地図とコンパスを持たないのと一緒
これも以前別の本で読んだお話。
やみくもに努力しようとしても、自分がどうありたいのか・何を達成したいのかが明確でないと、目的地に到達することはできない。
- 目的意識を持つ。自分の現在一度目指す方向が明確でないと、迷子になる。
- 自分は探しに行くのではない。ベターな選択の先にベストな解が待っている。自分探しをしようとしてもうまくいかない。
- 死ぬか間際の後悔として圧倒的に多いのは、「あのときこうしておけば」という、やらなかったことに対するもの。
この本で学んだことをどう活かしていくか
まさにこの本でも述べられていたとおり、
学んだことを実行できなければ意味がない!
今日から取り入れていこうと思っていることはこちらの3つ。
- 「あとでやろう」は必ず失敗/後悔する。思い立ったらすぐ実行に移す。
- 朝一番か前日に、その日やることをしっかり決めて、優先順位の高いことや時間帯的に優先すべきことから効率的に取り組む。
- 日々の生活で、できる限り倹約し、投資にまわし、資産形成を加速させる。